今週は秋G1に向けて注目な重賞レースが2レース行われます。
この記事では毎日王冠の事前チェックです。
まず、毎日王冠の想定がコチラ。
●アエロリット
秋G1は短期免許で来る外人騎手が騎乗することが濃厚なだけに、毎日王冠で騎乗する騎手を確保するのが大変になりました。
この馬に騎乗したことのある横山典騎手はエタリオウで京都大賞典、戸崎騎手はダノンキングリーに騎乗します。
当初は、田辺騎手で予定されていましたが、騎乗停止に。
そこでお鉢が回ってきたのは津村騎手でした。
厩舎的にも馬主的にも1R限定で頼みやすい騎手で、それなりの騎手は津村騎手しか余っていなかったようです。
津村騎手は重賞12勝していますが、すべてG3レースです。
G2初制覇の最大のチャンスが回ってきたし、もしここでキッチリ勝たせることができれば、サンデーレーシングの有力馬が回ってくるかもしれません。
セントライト記念の勝浦騎手は降ろされる危機感がなかったのか、ファンを無視する自己満足騎乗で、ニシノデイジーを降ろされましたが、津村騎手は勝浦騎手みたいな本番を見据えた騎乗なんてしないでしょう。
どうせ、毎日王冠の一戦だけですから全力で勝ちに行くと思います。
メンバー的にも単騎逃げ濃厚。
よほどのことが無い限り信頼して良いでしょう。
●ダノンキングリー
神戸新聞杯で怪物的な強さを発揮したサートゥルナーリアと互角に戦ってきた馬です。
ヴェロックスは馬体重的にも、あまり成長を感じられなかったけど、だのダノンキングリーはどうでしょうか。
兄をご存知のとおり、ダート短距離で活躍したダノンレジェンド。
それだけに、皐月賞やダービーより距離が短い毎日王冠はベストパフォーマンスを発揮できそう。
現に、同じ舞台で行われた共同通信杯では、後にNHKマイルCを勝ったアドマイヤマーズに圧勝しています。
3歳馬なだけに斤量面も有利なので、アッサリ勝ってしまうかもしれません。
●インディチャンプ
今年の安田記念馬。
最近絶好調な音無厩舎なだけに、厩舎の勢いに乗ってここでも期待できそうです。
ポイントは斤量面です。
安田記念ではアエロリットと2キロ差でタイム差なしでしたが、今回は3キロ差で、ダノンキングリーとは4キロも差があります。
インディチャンプの最大目標はマイルCSでしょうから、調教内容で勝負気配を判断したほうが良さそうです。
☆ポイント
今年の毎日王冠はアエロリットとダノンキングリーの一騎打ちになるのは間違いなさそう。
展開面ではアエロリットが断然有利ですが、アエロリットの強さを身をもって知っている戸崎騎手なだけに、そうスンナリと行かせるとは思えません。
アエロリットが逃げて2番手にダノンキングリーという展開も十分にありえます。
少頭数で配当妙味0のレースですが、かなり見ていても面白いレースに期待できそうですね。